「Javaの父」でおなじみのSun Microsystemsフェロー James Gosling氏が1月21日のブログにアップした画像がJavaプログラマの間で話題を呼んでいる。

Sunの墓前にしずかに頭を垂れるJavaマスコットのDuke。横にはLinuxペンギンのTuxが…

既報の通り、OracleによるSun Microsystems買収は正式に決定し、現CEOのJonathan Schwartz氏と会長のScott McNearly氏が同社を去る。OracleのLarry Ellison CEOをはじめとするOracleの幹部は、Javaはもちろん、MySQL、OpenOffice.orgなどSunのポートフォリオを継承すると表明しているが、今回の買収劇を冷ややかに見ているオープンソース関係者も多い。

SunにはGosling氏をはじめ、DebianファウンダーでSolaris開発者のIan Murdock氏、OpenJDKなどをとりまとめるSimon Phipps氏など、名だたるオープンソース開発者が在籍している。とくにGosling氏の去就は今後のJava開発およびコミュニティの活動に大きな影響を与えるため、関係者でなくとも気になるところだ。買収騒ぎに決着がつきかけた時期に、同氏のブログにアップされた「So long, old friend...」と題されたこの画像は何を意味するのだろうか。

なお、あまりにインパクトが大きかったせいか、「Cafe Press」というサイトでは、この画像をモチーフにしたTシャツやマグカップが販売されている。