シスコシステムズ、ネットアップ、VMwareの3社は1月27日、仮想データセンターの効率と柔軟性の向上、セキュリティの強化を可能にする新しいデザインアーキテクチャの提供に取り組むことで、3社間の長期的な協業関係を拡大すると発表した。

3社が提供を開始する「セキュア マルチテナント デザイン アーキテクチャ」は、共有の仮想クラウド環境において、ITリソースを分割してセキュリティを向上させるエンドツーエンドの検証済みデザイン アーキテクチャだ。

同アーキテクチャのハードウェア構成は、Cisco Nexus スイッチ、Cisco Unified Computing System、MultiStoreの機能を有したNetApp FASストレージ、VMware vSphere、vShield Zonesとなっている。これら3社によるテスト済みで、Cisco Validated Designの認定を受けている。

Cisco Nexus 7000 Series

同アーキテクチャを用いることで、ITとアプリケーションを共通のITインフラストラクチャで利用するクライアント、事業部門や部課ごとに切り分けて、クラウド環境のセキュリティ向上を図ることが可能になる。

同アーキテクチャでは、アーキテクチャの実装と設計に関する詳細のほか、3社が提供するソリューションを構築、管理するためのベストプラクティスも提供される。

3社は同アーキテクチャの導入を支援するプロフェッショナルサービスを提供する。同サービスには24時間体制のグローバルなサポートモデルが適用される。