ニフティクラウドの提供を開始。画面は、「コントロールパネル」のダッシュボード

ニフティは27日、クラウドサービス『ニフティクラウド』の提供を開始する。短時間でのサーバ準備、従量課金、同社が持つ大規模サイト運営における仮想化技術の運用ノウハウを特徴としたもの。同日15時よりサービスが開始される。

ニフティクラウドは、「Amazon EC2」などと同様に仮想マシンを提供することで、時間単位でのサーバリソースの利用を実現するIaaS(Infrastructure as a Service)。開始当初は4種類のサーバタイプを用意、基本ディスク容量は30GB、OSはCentOS 5.3 32bit/64bitのほか、4月以降にRedhat 5.x、Windows Server 2008 R2 SE/EE(64bit)の導入を予定している。従量制の場合は時間あたり12.6円から、定額制では月額7,875円から利用可能。ネットワーク転送料は1GBあたり15.75円。サーバは約5分で準備でき、サーバの負荷に合わせて構成を随時変更することができる。

同社は今後、4月までにサーバタイプを10パターンに拡充するほか、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)分野への展開を予定している。