一流のコンサルタントに成長したSAP認定コンサルタントは、"グローバルのベストプラクティスを実現したシステム"であるSAPシステムのグローバルプロジェクトに参画するチャンスが大きくなります。

日本国内における最近のSAPシステム導入に関するプロジェクトの傾向としては、導入済みのSAPシステムのアップグレードプロジェクト、そして、海外法人を有するグローバル企業へのグローバル展開プロジェクトが多いのが特徴的でしょう。

日本国内の大企業向けのSAPシステム導入は一段落し、導入したSAPシステムの高度活用に取り組み始めている企業が増えてきたといえます。

このようなビジネス環境下ならではのチャレンジとして、SAPシステムの強みを実感し、そして、自身の可能性を広げるために、グローバルプロジェクトに参画するチャンスをぜひ掴んでほしいと思います。

もちろん、グローバルプロジェクトに参画するためには、最低限の英語力を身につける必要があります。リーディング、ライティング、スピーキング、そしてヒアリングについては、日々の努力で改善することができます。グローバルプロジェクトへの参画のチャンスを得てから、英語に取り組んでいるのでは間に合いません。

SAP認定コンサルタント資格を目指す方には、ぜひグローバルプロジェクトに参画することを念頭において、コツコツと英語に取り組んでほしいと思います。この資格を取得するということはそれだけの可能性を手にするということなのです。これまでのプロジェクトでは感じられなかったグローバルならではのダイナミズムと達成感、自己の成長という歓びを、SAP認定コンサルタント資格を通じて自分のものにしてください。

執筆者プロフィール

宮林正典 (MIYABAYASHI Masanori)

日立コンサルティング シニアマネジャー。外資系大手コンサルティングファームにて、プロジェクトマネージャーとしてSAP導入の大規模プロジェクトや戦略的アウトソーシングの企画/導入、および大規模アウトソーシングプロジェクトの管理を手がける。その後、日立コンサルティングに入社、現職に至る