SpringSource

SpringSourceは16日(米国時間)、Springの最新版となるSpring Framework 3.0 GAを公開した。SpringはJava EEアプリケーションプラットフォームをより簡単に扱うためのフレームワーク。軽量コンテナ、トランザクションレイヤ、JDBCレイヤ、マッピングツールとの統合、AOP機能、MVC対応などの特徴がある。エンタープライズクラスのJavaアプリケーションで活用される主だったフレームワークのひとつ。

サポート環境
Java SE 5またはそれ以降のバージョン
Servlet 2.4またはそれ以降のバージョン
サポートしているアプリケーションサーバの例
Apache Tomcat 5系
Apache Tomcat 6系
GlassFish v3
WebSphere 6.1
WebLogic 9.2

3.0における主な新機能は次のとおり。

  • Java EE 6対応 (GlassFish v3、JPA 2.0、JSR-250 Managed Bean、JSR-330 Inject)
  • Spring expression language (SpEL)の提供
  • アノテーションベースコンポーネントサポートの拡大
  • 包括的なRESTサポート
  • Portlet 2.0サポート
  • Object/XML Mapping (OXM)
  • より進んだタスクスケジューリング機能

最終的にSpring 3.0は新しいコンポーネントモデルを導入したフレームワークとなった。既存のアプリケーションサーバのバージョンをアップグレードすることなくSpring Framework関連のコンポーネントをアップデートすることで利用可能。