ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニーは16日、喫煙者を対象に実施した「禁煙」に関するアンケート調査結果を発表した。

同調査では、「肉食系」を恋愛や消費など欲望を満たすことに貪欲で積極的な人、「草食系」を協調性が高く家庭では優しいが、恋愛や消費などには保守的な人、と定義。20~59歳の「草食系」「肉食系」を自認する男女各316人、計632人を対象にインターネット調査を実施した。調査期間は11月10日~11日。

同調査で、タバコ1箱がいくらになれば喫煙を止めるかと聞いたところ、喫煙者の35%が「500円までの値段」、52.9%が「800円までの値段」と答え、「1,000円までの値段」では85%にのぼった。1,000円までは男女別の肉食・草食タイプの間で大きな差は見られなかったが、「1,500円以上の値段」の回答者では、「肉食系」は16.5%、一方の「草食系」は11.7%との結果に。特に「肉食系女性」は17.1%だったのに対し、「草食系女性」は9.5%と「肉食系女性」の約半分にとどまった。これらのことから、「肉食系」は「草食系」と比べて、タバコ増税で値段が上がっても、タバコを吸い続ける決意を持っている人が多いことが分かった。

また、2010年の元旦から挑戦したいことを質問したところ、約3割(29.6%)が「禁煙」と回答。さらに過去に禁煙に挑戦した経験のある357人に対して、禁煙に挑戦したきっかけを聞くと、「肉食系」は1位「たばこ料金増大」(33.7%)、2位「自分の健康が気になって」(21.9%)だった一方、「草食系」は1位「自分の健康が気になって」(34.1%)、2位「たばこ料金増大」(31.8%)となり、双方の間で禁煙志向に差があることが明らかになった。

このほか、「この人と一緒に禁煙に挑戦したら成功できる」と思う有名人の1位は「和田アキ子」(43票)、2位「明石家さんま」(24票)、3位「木村拓哉」(20票)との結果になった。