日本気象協会は16日、同協会が運営する天気総合ポータルサイト『tenki.jp』にて「年末年始特集」を開始した。気象予報士が選んだ「2009年お天気10大ニュース」や「2010年初日の出時刻表」などのコンテンツを提供する。

「2009年お天気10大ニュース」では、気象予報士が2009年の天気に関して印象に残った10の出来事を紹介。1位は「記録的な暖冬、流氷減少」で、北日本と東日本の2009年冬の平均気温は1946・1947年以降でそれぞれ3位と2位を記録したほか、網走では平年より30日も早い「流氷終日」となり、観測開始以来最も早い記録となったという。以下2位は「暖春、桜がスピード開花」、3位は「台風の進路予報が5日先までに」。4位以下のランキングは下表の通り。

「2010年初日の出時刻表」では、有名スポットの2010年初日の出の時刻を独自算出。本州で1番早い「犬吠埼(千葉・銚子)」のほか、「アクアライン海ほたる(千葉・木更津)」など名所の初日の出時刻を知ることができる。

また、同サイトでは2009年は天気に例えるとどんな年だったかなどの「投票」を実施。投票は誰でも行えるが、同サイト会員(登録無料)になれば投票と10大ニュースへのコメントも入力できるという。

「2009年お天気10大ニュース」

内容
1 記録的な暖冬、流氷減少
2 暖春、桜がスピード開花
3 台風の進路予報が5日先までに
4 大雪山系で夏山遭難相次ぐ
5 皆既日食フィーバー
6 今夏も、集中豪雨被害
7 天候不順の夏、梅雨明け特定されず(中国・北陸・東北)
8 熱帯低気圧・台風9号による大雨
9 台風18号、本州を縦断
10 エルニーニョ現象発生