米Tektronixの日本法人である日本テクトロニクスは、USBシリアル・バスのトリガ/解析用新型モジュール「DPO4USB型」を発表した。同モジュールを同社のオシロスコープ「MSO/DPO4000シリーズ」に装備することで、ベンチタイプ・オシロスコープでUSBバス解析が行えるようになる。価格は19万5,000円(税別)としている。

同モジュールは、プロトコルをすぐにデコードし、取込んだ波形とデコードしたデータ・パケットとの時間相関をとってオシロスコープのディスプレイに表示できるほか、特定のパケットレベルの内容を自動的にサーチし、マークをつけて表示することが可能だ。

これにより、USB 2.0のロースピードとフルスピードのデータ・レートでは、特定のパケット内容にトリガし、波形とデータ・パケットの時間相関をとって表示することができ、ハイスピードを含むすべてのUSB 2.0のデータ速度では、パケット・ストリームを自動的にデコードし、SYNC、ハンドシェイク、トークン・パケット、データ・パケットなどの重要な情報を表示することが可能だ。また、MSO/DPO4000シリーズに標準で装備されているWave Inspectorを使用することで、パケットレベルの内容をサーチし、興味のあるイベントにマークを付け、矢印キーやズーム/パン操作ノブによりイベント間を簡単に移動、ズーム表示することもできるようになる。