米Dellは8日(現地時間)、スモールビジネス向けノートPC製品の最新モデル「Vostro V13」を発表した。13.3インチ(1,366×768)のディスプレイとIntelのULVプロセッサを搭載し、16.5mm薄の1.59kg筐体を持つ、いわゆるCULVに属するノートPC製品だが、その最大の特徴は最小構成価格が449ドルと安価な点にある。11月に発表された同社の薄型ノートPC「Adamo XPS」が1,499ドルだったことを考えると、その差が際立つだろう。

「Vostro V13」

V13は、同社のVostroシリーズとしては最も小型の部類に属する普及型A4ノート。標準構成モデルがプロセッサやオプションなどに応じて3種類用意されており、最も安価な449モデルでCeleron ULV 1.2GHz、最上位の649ドルモデルでCore 2 Duo ULV 1.3GHzとなっている。搭載メモリは2GBが標準で最大4GB、チップセット兼グラフィックスはIntel GS45 Express Chipset、250~500GBまでのHDDを選択できる。さらにオプションとしてDVD+RW/-RWまたはBlu-rayを外部ドライブとして選択可能。Webカメラとマイクを内蔵しており、そのままチャットソフトなどが利用できる。ネットワークは10/100/1000BASE-T対応有線LANほか、IEEE 802.11b/g (上位モデルは11nも対応)の無線LAN、そして近日発表予定の追加オプションとしてDell 5540 HSPA Mobile Broadband ModuleによるWWAN通信がサポートされる。

OSはWindows 7またはVistaのいずれかを選択可能だが、最安値の449ドルモデルではプリインストールOSがUbuntu Linuxとなっている。449ドルモデルを選択した場合、Ubuntu Linuxからの変更はできない。