独SAPは12月1日、SUGEN SAP Enterprise Supportベンチマークプログラムの良好な結果を踏まえてタスクフォースを組成し、その成果を同社のユーザーサポートプログラム「SAP Enterprise Support」の価格に反映させるべく、2010年初めまで同プログラムの価格決定を延期すると発表した。

同社は同日、SUGEN SAP Enterprise Supportベンチマークプログラムの2009年の業績評価指標(KPI)の結果により、同プログラムに参加している顧客に対する価値が明確に示されたことを明らかにした。

同プログラムでは、顧客とのコラボレーションを通じて短期間で大きな成果が生み出されたことから、同社はタスクフォースを組織し、現在顧客と取り交わされている対話を継続・強化した。

タスクフォースによる成果は、2010年初めに発表される予定だが、同社はそれまでの間、Enterprise Supportの価格決定を延期する。これは、同社が顧客の声を真摯に受け止めているとともに、現在の経済状況において企業ではIT予算が依然厳しいものであると認識していることを示すもの。