週末に載せる予定のランキング記事が、諸般の事情でまたもやずれ込んでしまいました。誠に申し訳ございません。すでに先週の出来事の集計になってしまったが、11月21日(土)から11月27日(金)の経営チャンネル上位10記事を、とりあえずは振り返ってみたい。

1位 【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - 第39回 抵抗勢力は官僚だけじゃない水増し0.2
2位 NTTデータ、運転免許証のICカード機能を用いた個人認証サービス事業化
3位 2009年度上半期の国内PCサーバ台数シェアトップはNEC - MM総研調べ
4位 Acrobatを使わずにPDFファイルを編集する方法
5位 米Microsoft、Office / SharePoint Server / Visioなどの2010 β版を公開
6位 【コラム】顧客をつかむコンサルの提案力 第2回 お客様と良い対話をするための「聴く」技術
7位 【レポート】アプリケーションが話すコラボレーションツールを発表-Dreamforce '09
8位 【レビュー】ビジネスパーソンのためのOpera Unite早わかり講座
9位 NECら、サイバー攻撃源の逆探知システムの開発と実験に成功
10位 Google、Twitter、大統領選…この10年で最も重要なネットの出来事トップ10

毎週のようにランクインしている人気コラム「エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち -」が、今回初めて首位の座を獲得した。今週の内容もまた耳の痛いテーマ。「IT化を本気で喜ぶ社員は意外と少ない」という最後の箴言に、ぐさりときたIT担当者も多いのではないだろうか。これが多くの現実を反映しているのだとしたら、景気回復なんてまだ先の話のようにも思えてくる。

ごく僅差で2位となったのは、NTTデータによる運転免許証を用いた個人認証サービスの事業化についての記事。おそらく、国内で最も頻繁に使われ、最も信頼性の高いIDカードが運転免許証だろう。保有率も高いため、個人認証のデバイスとしては最適と言える。これに別のICカードを組み合わせ、それぞれの電子情報を互いの符合として精度の高い個人認証を行うことができるという。まだサービス検討の段階だが、今後の迅速な展開に期待したい。

隔週コラム「顧客をつかむコンサルの提案力」は、コンサルタントでなくとも、"顧客"と接する機会がある人なら誰にでも役立つスキルについての解説である。今回は"顧客の悩みをつかむ"術について。単に話を聴く、といっても、そこに技術を介在させるのとさせないとでは大きく結果が異なってくる。身近なシーンでも実行できるので、交渉力に悩む営業さんはぜひお試しを!

6月掲載のOpera Uniteのレビューがなぜ今ごろ? これは11月24日にパソコンチャンネルに掲載されたこちらの記事の影響が大きい。コラボレーション機能をもつOpera Uniteがブラウザに搭載されることでWebの世界がどう変わるのか、ビジネスの世界でも要注目だ。

ベスト10入りした記事のうち、該当週に掲載したものは5本だけ。あとは先週のランクイン記事や前々週の記事など過去記事が数多くランクインするという結果になった。残念ながら、この週はランキングを始めて以来、最もアクセスが落ち込み、"低いレベルでの接戦"に終始してしまった感がある。集計作業をしていても、これまでの数字と比べるとかなりさびしい気持ちに……。12月に入る今週は、しっかり挽回していきたい。