ソフトバンクモバイルは10日、「Windows Mobile 6.5」搭載のスリムケータイ『X02T』(東芝製)を発表した。発売時期は、2009年12月中旬以降の予定となっている。

『X02T』(東芝製)

「X02T」は、OSにWindows Mobile 6.5 Professionalを採用。CPUは、高性能1GHzのQualcomm社製CPU「Snapdragon」を搭載し、容量の大きいデータの操作や、ブラウジングが快適に行える。さらに、ディスプレーは約4.1インチワイドVGA液晶を搭載、大画面で地図やグラフなどの細かい画面も見やすく、フルタッチパネルで直感的に操作できる。

Windows Mobile用のさまざまなアプリケーションをダウンロードできる「Windows Marketplace for Mobile」で、コンテンツの購入が可能。よく使うサイトのショートカットを作れる「KinomaPlay」で、お気に入りのサイトに簡単アクセスしたり、自分仕様にカスタマイズできる。

ポケットに収まる約9.9mmの薄さと約129gの軽さを実現。片手でも持ちやすいポケットサイズのすっきりとしたデザインなので持ち運びにも便利。また、画面上でカーソル操作が可能なフローティングパッドやウェブページ表示中などに左右になぞって表示を縮小/拡大することができる棒状のタッチセンサーを搭載し、直感的に操作できる。さらに、モーションセンサーを搭載し、電話機本体を振るだけで電話に出たり、自動で向きを判断して画面表示を縦と横に切り替えるなど、電話機本体の動きに応じた操作を行うことができる。最大54Mbpsの高速通信が可能なWi-Fiに対応し、ウェブページの閲覧などが快適に行える。

その他の機能としては、ミュージックプレイヤー、Bluetooth、Webブラウザ、世界対応ケータイ、3Gハイスピード(7.2Mbps)、GPS、Eメール(POP3/IMAP4)、SMS/S!メール(絵文字対応)、Office Mobile、Outlook Mobile、Adobe Reader LITE、などに対応している。

(写真/小山安博)

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ドコモ向け端末の「T-01A」をベースにWindows Mobile 6.5 Professional搭載やソフトバンクのサービスに対応させた

スタートメニューの画面表示。MarketplaceやMy Phoneも選択できる

ウェブ表示画面。文字入力用のハードキーが搭載されていないため、キーパッドが表示され文字の入力を行う

ソフトバンク向けの東芝製端末ではお馴染みの「くーまん」のポップがいたるところに置かれていたので、くーまんに関するコンテンツやサービスなどがあるのか? と聞いてみたところ「現在ではまだ何もないが"何かやるかもしれない"」(説明員)とのことだった

(写真・キャプション/2106bpm K-MAX)

主な仕様(予定)

通信方式 国内 W-CDMA方式
海外 W-CDMA方式、
GSM方式(900/1,800/1,900MHz)
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ 約70×130×9.9mm/約129g
連続通話時間/待受時間 W-CDMA網 約270分/約280時間(静止状態)
GSM網 約210分/約250時間(静止状態)
ディスプレー 約4.1インチWVGA(800×480ドット)
TFT液晶(最大65,536色)
モバイルカメラ(画素数/タイプ) 有効画素数320万画素/CMOS
外部メモリー/推奨容量 microSDHCカード(別売)/最大16GB
外部接続機能 Bluetooth(Ver.2.0)、
無線LAN(IEEE802.11b/g)、USB
OS Windows Mobile 6.5 Professional 日本語版
カラー マットブラック