ホンダ、「シビック TYPE R EURO」を本日から発売

本田技研工業は、「シビック TYPE R EURO」を、2,010台の台数限定で、本日より発売する。価格は298万円。

シビック TYPE R EUROは、欧州シビックシリーズのスポーツモデルとして、英国のホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドで生産されている。日本に輸出されるモデルとしては、2001年以来2度目となる。

「TYPE R」はベース車の運動性能や、走る楽しさを追求したモデル。日本では「シビック TYPE R」(4ドア)がすでに販売されているが、今回のEUROの導入により、TYPE Rは2本立てとなる。

専用エアロパーツのほか、大型エンジンアンダーカバーなどによりフロア下全体の整流効果を向上させている。専用サスペンションや専用18インチタイヤ、トルク感応型ヘリカルLSDを装備し、高い操縦安定性を実現。ボディサイズは全高4,270mm、全幅1,785mm、全高1,445mm。車両重量は1,320kgとしている。ボディカラーはミラノレッド、アラバスターシルバーメタリック、チャンピオンシップホワイトの全3色。

パワーユニットには、自然吸気(NA)の2.0リッターDOHC i-VTECエンジン(K20A型)を搭載。圧縮比の設定やポート表面を滑らかにしたへッドポート処理などにより吸排気抵抗を低減した。最高出力は148kW(201PS)/7,800rpm、最大トルク193Nm(19.7kgm)/5,600rpmを発揮。トランスミッションは、クロスレシオ6速マニュアルとなる。

インテリアでは、ドライバーを面全体で包むように開発した専用のバケットシートを採用。専用メーターパネル、3本スポーク小径本革巻ステアリングホイール、アルミ製球形シフトノブ、Honda R specシート、メタル製スポーツペダル&フットレスト、シリアルナンバー入りアルミ製エンブレムなどが装備されるほか、「TYPE R」ロゴが随所に配される。

安全性の面では、VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)や、専用セッティングのEBD(電子制御制動力配分システム)付ABS+ブレーキアシストを採用。そのほか、衝突時の相手への攻撃性も軽減したコンパティビリティ対応ボディ、運転席用&助手席用SRSエアバッグ、ロードリミッター付プリテンショナーELR(緊急ロック式巻取装置)シートベルト、タイヤ空気圧警報システムなどを装備する。