ジャストシステムは、創業者で代表取締役会長である浮川和宣氏が一身上の都合により10月29日付けで辞任したと発表した。また、妻で取締役副会長の浮川初子氏も同じく一身上の都合で同日辞任している。

ジャストシステムを去る浮川和宣氏

ジャストシステムは今年の4月、キーエンスとの資本・業務提携を行い、約45億円の第三者割当増資を受けていた。これにより、キーエンスはジャストシステムの発行済株式数の約44%を保有する筆頭株主となり、浮川和宣氏の保有割合は13.43%に、浮川初子氏は11.35%にそれぞれ低下していた。

そして、6月の取締役会で浮川和宣氏が代表取締役社長を退き代表取締役会長に就任したほか、当時代表取締役専務であった浮川初子氏は取締役副会長に就任している。 浮川夫妻は1979年の創業以来ジャストシステムの経営に当たってきたが、30年の節目で去ることになる。