経済産業省は29日、9月の鉱工業指数(速報)を発表した。鉱工業生産指数(05年=100)は85.1で、前月より1.4%上昇した。前月を上回るのは7カ月連続。経産省は基調判断を「持ち直しの動きで推移している」に据え置いた。

生産指数の前年同月比は過去最大の落ち込み幅となった2月のマイナス38.4%から改善が続いているが、前月比の上昇幅は5カ月連続で縮小。依然として、前年同月比ではマイナス18.9%と低い水準が続いている。上昇への寄与度が高かったのは業種別では、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、電気機械工業など、品目別では普通乗用車、シャシー・車体部品、小型乗用車となっている。

出荷指数は前月比プラス3.4%の87.1(前年同月比は18.9%低下)で7カ月連続の上昇。輸送機械工業、電子部品・デバイス工鉱業、一般機械工業など。一方、生産された製品が出荷されずに生産者の段階に残っている在庫の動きを示す在庫指数は、前月から0.5%低い94.6と2カ月ぶりに低下(前年同月比は12.2%低下)。在庫の低下に寄与したのは、化学工業、一般機械工業、プラスチック製品工業など。在庫率は117.2で前月比4.7%の低下(前年同月比は7.2%の上昇)だった。

同時に発表した製造工業生産予測調査では、10月は前月比3.1%の上昇、11月は同1.9%の上昇を予想している。

※注:生産指数、出荷指数、在庫指数、在庫率ともに季節調整済みの数値