ITホールディングスグループのTISは10月26日、企業が国際会計基準(IFRS:International Financial Reporting Standards)に対応するために抱えている業務課題やシステム課題を整理し、解決策を提供する「IFRS支援サービス」を開始することを発表した。

同社は同サービスを提供するため、ERPや会計システムに精通したコンサルタントを社内の各部門から集めた特別プロジェクト「IFRSビジネス推進チーム」を社内に発足し、IFRS支援に関する窓口も一元化した。

同サービスでは、「IFRSアセスメント企画立案サービス」、「IFRSコンサルティング支援サービス」、「PMO支援サービス」、「IFRSシステム導入支援サービス」、「IFRS維持改善支援サービス」を提供する。

企画立案サービスでは、「影響調査表を用いたIFRS適用における影響の分析・具現化」、「専門コンサルタントがヒアリングし、IFRS対応による影響、対応方針、推奨スケジュールの提供」が行われる。

コンサルティング支援サービスでは、IFRSの解釈に関するアドバイスや全社経理規定の策定・レビュー、IFRS教育支援など、IFRS導入における全般的なコンサルティングを実施する。

維持改善支援サービスでは、IFRSの維持改善、付加価値(IFRS基準改正、標準化、業務改善、グループ会社への拡大計画)サービスを提供する。

同サービスは、IFRSに精通した公認会計士や業務改革、IT導入・運用に豊富な実績を持つコンサルタントから構成される専門家集団により、業務やITに限らないトータルコンサルティングが行える点を特徴とする。

同時に、グループ経営の高度化、ガバナンスの強化、TCOの削減など経営戦略の実現に向けた取り組みなどを経営視点で提案することも可能。

IFRS支援サービスの仕組み