「1位は2位を凌駕し、2位は3位を圧倒する」という言葉を聞いたことがあるだろうか。アクセスランキングを始めてから今週で3回目になるが、毎回、みごとにこの言葉通りになるから不思議だ。1位の記事は2位以下に圧倒的な差を付け、2位と3位の間も相当開く。反対に、4位以下は"だんごレース状態"になることが多いのだが。

それでは10月10日(土)から10月16日(金)までの上位10記事を見ていこう。

1位 "自分がやったほうが早い"はダメ! マネージャがやってはいけない5つのミス
2位 頭を冴え続けさせる5つの方法
3位 【レポート】ウイルス対策は危機管理! 三洋電機、オフィス向け空間清浄機で事業拡大図る
4位 Windows 7発売まで2週間を切る - ビックカメラでは予想上回る事前予約に
5位 【コラム】エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - 第34回 「お坊ちゃま社長の迷惑。純粋なんかじゃない少年の心0.2」
6位 連絡先がないのは致命的 - 印象がよろしくないWebサイトの5つの特徴
7位 NTTデータ、オラクルとIBM製品を採用したSOAソリューションを開発
8位 【レポート】OOW 2009 - Sun/MySQLユーザーへの5つの約束とIBMへのライバル宣言
9位 NEC、本社に「クラウドプラザ」を開設 - 経営システム改革の成果も提供
10位 ITCが互換インクおよび再生インクに制裁金10億円を課す理由を発表

晴れて今週の1位に輝いた記事は、悩めるマネージャの心をがっちりつかんだ"マネジメントの注意点"。10月16日に公開後、わずか数時間でトップについた。「わかっちゃいるけど、なかなか実行できないんだよねえ」と実感しているマネージャが多いということなのだろう。たしかに、"できない"部下に仕事を任せるのは勇気がいる。だからといって、全部自分でやってしまうのは、マネージャとして失格。難しいけれど、この壁を越えなければ優秀なマネージャにはなれないのだろう。ときどき読み返して、肝に銘じておきたい。

2位の"頭を冴え続けさせる"コツは、一時的な対処法ではなくて、これからの人生においてかしこくあるためのライフハック術。どれかひとつでもいいから、継続して実践できると効果がありそうだ。「毎日めいっぱい頭を使うことが、頭を若くそしてスマートに保つための秘訣」だそうです。

ITジャーナリストの大河原克行氏は、小誌のほかにもさまざまな媒体で活躍中だが、経営チャンネルではほぼ毎週寄稿していただいている"上位ランカー"である。今週も同氏執筆の2本(3位、4位)がランクイン。3位の記事で紹介した三洋電機のオフィス向け空間清浄機(空気清浄機ではない)は、新型インフルエンザ対策に有効な製品として注目されているという。最近は本当に、パンデミック対策を売りにしている製品/サービスが目立つ。

今週はサンフランシスコで米Oracleの年次イベントであるOracle OpenWorld 2009が開催された。その効果もあって、オラクル関連の記事が2本(7位、8位)ランクインしている。それにしてもまさかあのゴスリング氏がOOWの壇上に登場するなんて、去年は思ってもみなかった……。

偶然ではあるが、1位と2位はともに"5つ"のポイントの紹介だった。5つ全部は難しくても、1つならできそう…今後もそういったハウツーものを多く紹介していきたい。