マネジメントベースは10月15日、人のストレスの状況(要因、耐性、反応など)をダムに例えて診断・表示するツール「HRベース ストレス診断」を開発し、同ツールを活用したサービスを開始すると発表した。

同サービスは155問の質問をユーザーに実施し、そのデータを同社が大学病院の心療内科医学博士、国立大学の心理統計博士ら学術メンバーの協力を仰いで開発したツールで診断するもの。

成果物として、「個人向け帳票」と「職場単位帳票」という2種類の診断結果が出力される。2つの帳票は、メンタルヘルスケアに関する厚生労働省の指針で推奨されている「セルフケア及びラインによるケアの推進」を支援する手段として利用できる。

個人向け帳票は、個人のストレス状況を可視化することにより、気付きの醸成とアドバイス提供、教育効果を狙ったもの。同帳票には、「ストレッサー環境(仕事上、仕事以外のストレス要因)」、「ストレス耐性(脆弱性、自尊感情、新型うつ耐性など)」、「サポート環境(周囲の人たちからのサポート状況)」、「対処能力(コーピング傾向)」、「社会スキル(人付き合いの良さ・コミュニケーションスキル)」、「心身のストレス反応(心的不調各種、身体不調)」が含まれる。

職場単位帳票は、職場のストレス要因を可視化することにより、職場のストレス環境改善、活性化を促すもの。同帳票には、「個人向け結果の全体/職場平均値比較データ・順位」、「全体における当該組織の位置づけマッピング」、「職場のストレス要因別構造図」が含まれる。

価格は従量制と年額利用方式の2パターンが用意されている。従量制は初期導入費が2万円、受検者単価が1人当たり1,000円で、年額利用方式は初期導入費が2万円、1年間の利用料が18万円となっている。

HRベース ストレス診断の帳票のイメージ