Acerは10月14日、QualcommのSnapdragonチップセットとAndroidプラットフォームを組み合わせたスマートフォン「Liquid」を発表した。

Snapdragonは最大1GHzで動作するARM系CPUコアに、600MHzのDSP、WWAN/ Wi-Fi/ Bluetooth、GPSエンジン、3Dエンジン、各種エンコーダ/ デコーダなどを備える。モバイルブロードバンド機能、長時間のバッテリーライフと高い処理性能を兼ね備えたポケットコンピュータ向けプラットフォームだ。すでに東芝のWindows Mobile端末「TG01」(T-01)」で採用されている。

Acerによると、Liquidはなめらかにエンターテインメントやインターネット機能にアクセスできる新しいユーザーインターフェイスを備える。またAndroid 1.6 OS (Donut)ベースで初のWVGA (800×480)のタッチスクリーンを装備したスマートフォンになるという。優れた操作性とSnapdragonの処理性能は、エンドユーザーに快適なモバイル体験をもたらし、同時にAndroidプラットフォーム向けアプリケーション開発の可能性を広げるものになるとアピールしている。

このほかの特徴として、低消費電力性能を引き上げる電力管理機能、GeoタグをサポートするAF付カメラ、リッチメディアウイジェットのSpinlets、Facebook/ Twitter/ Youtube/ Picasa/ Flickrとの連係などを挙げている。