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Net Applicationsの報告によると、2009年9月におけるウェブブラウザのシェアはIE 65.71%、Firefox 23.75%、Safari 4.24%、Chrome 3.17%、Opera 2.19%とされている。実質的にこの5つのブラウザがメジャーブラウザだ。しかし、ブラウザの種類はもっと多い。16 Fabulous Web Browser Optionsにおいて主要ブラウザも含むものの、ほかのものも含めて16のブラウザが紹介されている。紹介されているブラウザは次のとおり。

Mac OS X向けブラウザ

  • Camino (GeckoエンジンをベースにしてMac OS X流にアレンジされたブラウザ。アドオンも提供されている)
  • iCab (WebKitベースのブラウザ。プロフェッショナル版は20米ドルまたは15ユーロで購入できる。フリー版はプロ版へのアップグレード通知機能が動作する仕組み。iPhoneやiPod Touch向けのバージョンもある)
  • OmniWeb (Omni Groupによって開発されたWebKitベースのブラウザ。ワークスペース、リンクビュー、広告ブロックなどさまざまな機能あり。14.95米ドルで提供されていたが、2009年2月から無償で提供されている)
  • Shiira (WebKitベースのブラウザ。日本発。Safariよりも使いやすいブラウザを目指して開発が進められている)

マルチプラットフォームブラウザ

  • Firefox (もっともよく知られたサードパーティブラウザのひとつ。Geckoベース。拡張機能やパスワード管理などさまざまな機能を提供)
  • Flock (Geckoベースのブラウザ。Windows、Mac OS X、Linux、BSDで動作。ソーシャルネットワークサービスとの連携に注力して開発されている)
  • Google Chrome (WebKitベースのブラウザ。リリースされてからの短期間で一気に熱心なユーザを獲得。Mac OS X版とLinux版の正式提供はまだ)
  • Konqueror (K Desktop Environment向けブラウザ。Unix、Mac OS XほかWindows向けも準備されている。ファイルマネージャとしても活用できる)
  • Opera (Prestoエンジンを使ったブラウザ。WiiやNintendo DSのようにデバイス向けには専属バージョンが提供されている。データ同期、インラインチェック、マウスジェスチャなどさまざまな機能あり)
  • Safari (Appleによって開発されているWebKitベースのMac向けのブラウザ。Windows版も提供されて人気も伸びている。最小限のUIと、操作におけるビジュアルトリックも特徴的)
  • SeaMonkey (ブラウザ以外にもメーラやニュースリーダも含んだMozillaブラウザファミリーのひとつ)

Windows向けブラウザ

  • Avant (Tridentレイアウトエンジンを使い、最速を目指して開発されているブラウザ。41言語に対応し2,200万以上ダウンロードされている。IEツールバーおよびプラグインと互換性あり)
  • Internet Explorer (特にIE8はこれまでのバージョンからさまざまな改善が施され、Webスタンダードに準拠している)
  • K-Meleon (Geckoエンジンをベースに開発されたブラウザ。軽量であることと、Windowsのビジュアルにマッチするように開発されている)
  • Maxthon (中国ベースのブラウザ。世界的にも広がりつつある。Tridentエンジンをベースにしているが、次期バージョンからはWebKitとTridentの両方に対応する。スキン、タブクローズのアンドゥ、各種エクステンションなどさまざまな機能を提供)
  • Sleipnir (日本で人気のあるブラウザ。ユーザが自分の求める機能にフィットするように高いカスタマイズ性を提供しているところに特徴がある。Tridentエンジンをベースにしており、プラグイン機能、タブ機能、スキンのカスタマイズ機能などさまざまな機能を提供している)