アイシェアは10月5日、上司の性別は仕事のしやすさを左右するかどうかを調べるべく、20代から40代のインターネットユーザー男女555名を対象に調査を行った。同発表によると、男女において逆の結果が出たという。

同調査では、「同性の上司と異性の上司では、どちらのほうが仕事をしやすいか」を聞いた。その結果、「同性」が34.2%、「異性」が16.0%、「どちらも変わらない」が49.7%となった。

同性の上司と異性の上司のどちらのほうが仕事がしやすいか? 資料:アイシェア

男性では46.7%が「同性」派で、女性のそれ(17.6%)を大きく上回っている。特に40代男性において53.6%と「同性」派が高く、高い年代の男性ほど「同性」派が多かった。一方、女性は29.8%が「異性」派で、男性の5.7%に大差をつけており、30代女性では37.7%と高比率になっている。

また「どちらも変わらない」派は20代(54.4%)に多く、若い年代ほど上司の性別にこだわりがない様子がうかがえるとしている。

「同性」派にその理由を複数回答形式で聞いたところ、全体の74.2%が「話をしやすそう」と回答している。第2位の理由を大きく引き離し、女性では81.0%にも上っている。トップ以下は、第2位が「気持ちをわかってもらえそう(42.1%)」、第3位が「頼りになりそう(27.9%)」、第4位が「プライベートでも仲良くできそう(12.1%)」という順に。

「異性」派の(複数回答形式)も、トップは「話をしやすそう(60.7%)」で「同性」派と同じ結果が出ている。これに、第2位「頼りになりそう(43.8%)」、第3位「怖くなさそう(10.1%)」が続いた。「同性」派で第2位だった「気持ちをわかってもらえそう」は第4位で4.5%となっている。

同調査では、「自分が上司なら同性と異性どちらの部下のほうが仕事をしやすいか」という質問も行っている。その結果は「どちらも変わらない」が58.2%を占め、「同性」は31.2%、「異性」は10.6%に。「同性」派は男性(36.0%)で、「異性」派は女性(16.0%)でやや高めだったが、「どちらも変わらない」がトップである点は同じだった。