カネボウ化粧品のブランド「エビータ」の新CM発表会が1日、東京・六本木で行われ、イメージキャラクターを務める女優の風吹ジュンと樋口可南子が出席した。

カネボウ化粧品「エビータ」の新CM発表会に出席した風吹ジュンと樋口可南子

同製品は、2000年の発売以来、50代からの女性を応援する高保潤にこだわったブランドで、2004年からキャラクターを務める風吹に加え、今年50歳を迎えた樋口が新たに起用された。

「50代の新入生です。いつまでも綺麗で可愛い風吹さんを目指して頑張りたいと思います」と、50歳とは思えない艶やかな表情で現れた樋口。「若いときから乾燥肌で、最近またちょっとひどくなった。吹き出ものも全く出なかったのに出るようになって…」と体の変化を語ると、風吹も「50歳を境に急にやる気がなくなって、病院をいくつも訪ねたりホルモン検査を受けました」と明かし、「40代は、二人の子供を抱えてほんとによく働いて、ふと(仕事を)やめてもいいかなと思うときもあった。自分を受け止めるのに時間はかかったけれど、これまでのことを無駄にしたくないという思いもあって、今まで頑張ってこれました」と、更年期に差し掛かった当時の胸の内を明かした。

ジャックラッセルテリアを飼う樋口は、「犬は心地いい場所を見つける天才なので、犬について外の緑に触れています。ちょっと不調だと感じたら、家の外に出て景色を見ること」とアドバイスを

「50代からは、筋肉をつけたり、日頃の栄養補充や生活サイクルが大切。意識するだけで改善されます」と、実体験を語る風吹

そんな悩みとは裏腹に、笑顔で明るく輝く二人。美しさを保つ秘訣を、樋口は「負けず嫌いなので、よーし、頑張ろう! っていう負けん気ですね。50代、60代の方でも元気で素敵な方がいっぱいいらっしゃるので、わたしも負けてられない! とにかく面白いことが好きなので、一日にひとつは面白いことを見つけて、一日中笑っていたい」と精神面をアピール。一方、風吹は「健康が一番。元気だと笑顔が自然に出ますよね。それから、自分に刺激を与えること。自分の好奇心を追いかけて一歩外に出ると、自分を再発見できますよ!」と、いくつになっても前進する気持ちを持ち続けて欲しいと思いを伝えた。

溺愛するペットの話題で盛り上がる二人。風吹が、愛犬のミニチュアダックスワイヤーの毛並みを「ぞうきんみたい」と表現すると、樋口がすかさず「モップですよね?」とツッコミ、会場を笑わせた

最後に、樋口は「年を重ねることが寂しいではなくて、重ねていく良さがある。更年期の始まる世代だけど、楽しまなきゃ損です。新しい自分に出会える変化を楽しみたいし、感じる力をつけたい」と抱負を語り、風吹も「色んなことが起こってくる歳ですが、それを恐れずに受け入れて。あがいてみるのも悪くない(笑)。五感を生かして色んなものに挑戦して欲しい」と"エビータ世代"にエールを送っていた。

新CMは、10月2日より放映スタート。