三菱東京UFJ、三井住友、みずほ、りそなの大手4行は1日の新規融資分から一定の期間で金利を固定するタイプの住宅ローン金利を一部引き上げた。

今回の引き上げにより10年固定では0.10%上がり4.10%となる。三菱東京UFJ、みずほ、りそなの3行の15年固定と20年固定はそれぞれ0.10%上がり、年4.60%、年5.00%となった。

住宅ローンの情報提供会社「ホームローンドクター」の下山勇一コンサルティング部長によると、3,000万円を35年ローンで借り、最初の10年間を10年固定にした場合、毎月の返済額(均等払い、ボーナス払いなし)は4.00%の場合が13万2,832円で、4.10%では13万4,638円とのこと。下山氏は「(住宅ローン金利に影響する)長期国債の流通利回り(長期金利)が気持ち上がったことによるもの。0.10%は通常の変動の範囲で、現在の経済環境や政治の状況からみても今後金利が上がり続けるという感じはしないし、この金利上昇だけを理由にマンションを買い急いだりする必要もないだろう」と話している。