内部のスペック以外にも注目したいのが、e9190jp/CT ダブル地デジモデルのケースデザインだ。タワー型PCを利用するユーザーの多くは机下にケースを置くのではないだろうか。このケースは、机下設置だと仮定した場合に便利なことがいくつかある。まず、電源ボタンがフロントパネルではなく天面に設置されているため、椅子に座ったままでも目視で確認しやすい。頻繁に使うUSBポートとメモリーカードスロットもフロントパネル最上部に配されている。

「HP Pavilion Desktop PC e9190jp/CT (秋モデル) ダブル地デジモデル」のフロントパネル

バックパネル

マザーボードは排熱効率を上げるため、逆倒立でセッティングされている

CPUクーラーはファンレス、メモリスロットは6基搭載

フロント下部には左右から開けるバタフライドアがあり、左側内部にUSBポートとマイク入力、ヘッドフォン出力端子、右側内部にポータブルストレージが追加できる「HPパーソナル・メディア・ドライブ」を格納できる。知らなければドアの存在にも気づけないほど一体感のある構造のため、何も接続せず閉じている際はスッキリした美観を保てるのがポイントだ。

また、天面には角丸に加工された浅いくぼみがある。デジタルカメラなどの周辺機器を置くためのユニバーサルトレイなのだが、オプションで付属するワイヤレスキーボードがぴったりと収まる。キーボードを片付けたスペースで作業をしたい人には便利だ。吸気効率向上のためにケース全体はわずかに後ろ傾斜になっているが、トレイ部分は水平に作られているため小物を置いても転がり落ちる心配はない。

フロントパネルにあるバタフライドアを開くとインタフェースが出てくる

押しやすい電源ボタンと、ケース上部にあるユニバーサルトレイ