岩井証券は10月13日より、ベトナム・カンボジア・ラオス(メコン河流域3国)を投資対象とする『ベトナム・カンボジア・ラオス3国成長株ファンド(愛称 : メコンのめぐみ)』の募集を開始する。同ファンドは岩井証券を通じてのみの販売となる。

同社は、日本の昭和30年代を彷彿させる経済成長を続けるベトナムに注目し、4月22日よりベトナム株式の取次を開始し好評を得ているとのこと。カンボジア、ラオスの株式を含めたファンドは「業界で初めて」(同社)で、ベトナム株式についてもインデックス型の運用ではなく、厳選した個別株により高いパフォーマンスを追求したアクティブ運用に徹することで他社商品との差別化を図っている。EU27カ国を上回る6億人弱の人口を有し、さらに2015年に共同体の設立を目指すASEAN諸国の中でもベトナム・カンボジア・ラオスは、中国、インドと陸続きであることも踏まえ、今後さらに経済発展が期待される。

同ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式での運用を行い、ケイマン籍の外国投資信託「ロータス・メコンリバー・エクイティ・ファンド クラス A(円建て)」(以下、外国投資証券)と国内籍の「プラザ・マネープール・マザーファンド(円建て)」受益証券(以下、マザーファンド)に投資を行い、原則として、外国投資証券の組入れ比率を高位(信託財産の純資産総額の90%以上)とする。外国投資証券については、ベトナムの運用会社「ロータス投資運用株式会社」が運用を行う。

同社では、『ベトナム・カンボジア・ラオス3国成長株ファンド(愛称:メコンのめぐみ)』を販売することで、同3国の企業に直接的、間接的に資金を供給し、同国の発展の一助と なることも目的としており、中長期的な資金の流入を目指す。