NRIセキュアテクノロジーズは、ブラウザを使って電子ファイルを暗号化して送受信するASPサービス「クリプト便」の新サービスとして、添付ファイル付きメールから、ファイルだけを自動的に取り出し、宛先に送信する「クリプト便メール連携サービス」を発表した。

「メール連携サービス」では、送信者はブラウザを使ってクリプト便の専用サイトにアクセスする必要がなく、電子メールを送信する際、サーバが自動的に添付ファイルを切り離し、受信者にはワンタイムURLを通知する。

「クリプト便 メール連携サービス」利用イメージ

メール受信者は指定されたパスワードを入力することで、Webサーバからファイルを取得できる。受信者がファイル受信する前であれば、管理者によるファイル送信取り消しが可能だという(2010年初めに発売予定の次バージョンでは、送信者本人がファイル送信を取り消せる機能を付加予定)。

「クリプト便 メール連携サービス」を経由した受信メール

このサービスはメールサーバからNRIセキュアの専用ゲートウェイを中継するように管理者がサーバの設定変更をするだけで利用できるため、専用機器の導入やソフトウェアのインストールなどは必要ないという。

価格は、導入費用が40万円から、月額費用が16万円からとなっている。