アップルは、ビデオカメラ内蔵の新iPod nanoをはじめとする携帯オーティオプレーヤー新製品を発表した。

米国時間の9月9日、米カリフォルニア州サンフランシスコで、米AppleのCEO(最高経営責任者)のSteveJobs氏が自らが発表。病気療養中だったジョブズ氏の登場と、累計販売台数2億2000万台を超えるiPodの新製品の登場に会場は沸いた。ジョブズ氏が登場してからしばらく拍手がなりやまず、「Thank you」の言葉を3度も繰り返していたのが印象的だった。

米本社の発表会場映像を公開

日本でも、10日午前10時から、報道関係者を対象に、その様子が公開された。東京・銀座のアップルストア銀座では、午前10時の開店直前に、iPodの新製品が到着。スタッフが大慌てで店頭展示を開始し、午前10時の開店に間に合わせた。

米国映像の公開終了後、報道関係者に新製品が公開された

開店を待っていた来店客は、開店と同時にiPodを手に取り、レジに直行。新製品を購入していく姿が見られた。なかにはiPod nanoの9色すべてを購入していくというユーザーもおり、iPodの人気ぶりを裏付けていた。

開店を待っていた来店客は、開店と同時にiPodを手に取り、レジに直行

スタッフがデモ機をもって説明にあたった

まだ店内には旧iPodシリーズの展示も行われているが、午後から夕方にかけてデモが可能な展示品が増える予定。正午の段階では、5台のiPod nanoが実際に触れる形で展示され、4人のスタッフが実際に手に持って説明できるようにしたほか、iPod nanoおよびiPod Shuffleの全色が展示されていた。

アップルストア銀座では、「品切れを起こさないように潤沢に製品は入荷しており、週末の土日にも安定して販売できる予定だ。だが、今回の新製品では、カラーバリエーションが多いだけに、特定の色に人気が集中すると品薄になる可能性もある」としている。