Intelは9月8日、1CPUサーバ向けプロセッサとして「Intel Xeon 3400番台」6製品を発表した。同社ではメール、ファイル、印刷、およびWebサーバ機能を従来以上に効率的に実行することで、小規模企業の生産性向上が可能になるとしている。また、教育機関においての授業でのコラボレーションの信頼性や管理業務の生産性向上も可能になるという。

Xeon 3400番台は、従来製品比で最大64%の販売トランザクション処理の増加と、最大56%の応答時間の高速化が可能となっている。また、低消費電力サーバ向け「Xeon L3426」などでは、前世代の「Xeon X3380」に比べ、1ドルあたりの電力効率を最大188%向上しており、スペースや放熱面で制約のある環境に対応するサーバの開発 が可能になるという。

6製品ともにL3キャッシュは8MB、TDPはX3400シリーズが95W、L3426が45Wとなっている。また、対応チップセットはSATA4ポート、PCI Express 2.0が6ポートの「Intel 3400 Chipset」もしくは、RAID0/1/5/10対応で、SATA6ポート、PCIe8ポート対応の「Intel 3420 Chipset」となっている。

Xeon 3400番台のサーバプラットフォームアーキテクチャ

今回発表されたXeon 3400番台 6製品は以下のとおり。

型番 動作周波数(GHz) ターボ時(GHz) コア数/
スレッド数
HT対応 単価(円)
(1,000個受注時)
X3470 2.93 3.60 4/8 対応 57,180
X3460 2.80 3.46 4/8 対応 30,680
X3450 2.66 3.20 4/8 対応 23,400
X3440 2.53 2.93 4/8 対応 20,870
X3430 2.40 2.80 4/4 非対応 18,350
L3426 1.86 3.20 4/8 対応 27,570