英語学習を強みとする無料学習サイト「smart.fm」を運営するセレゴ・ジャパンは26日、ユーザーの学習データを分析した「TOEIC 頻出 苦手単語・熟語トップ10」を発表した。

調査対象は2007年10月1日~2009年8月14日までに登録し、「smart.fm」が提供するTOEIC学習コンテンツの中でもユーザー数が最も多い「まずは! TOEIC基礎シリーズ」を利用した11万5,641人。レッスンの中で出題されるクイズのうち、正解率が最も低いものから順にトップ10を選出した。

TOEIC頻出 苦手英単語・熟語トップ10は以下の通り。

苦手順位 英語 日本語訳 正解率
1位 bring about ~を引き起こす 51.93%
2位 closely 厳密に、注意して 53.63%
3位 cautious 慎重な 57.97%
4位 deserve 値する 58.33%
5位 come up with ~を思いつく、考え出す 59.29%
6位 possibly もしかしたら 59.79%
7位 live up to ~に応える、沿う 60.15%
8位 perceive 知覚する 60.20%
9位 go through ~を見直す、くまなく調べる 61.68%
10位 go over ~をよく検討する 61.69%

多数のTOEIC関連著書を持つ早川幸治氏は今回の調査結果に対し「学習者の多く(私を含め)は単語学習(記憶)を苦手としている。それは『英単語=日本語』で覚えようとするからである。言葉は単体で使うのではなく、文脈があるから生きてくる。動詞は主語や目的語とセットで、副詞は動詞とセットで、形容詞は名詞とのセットで覚えると記憶しやすい」とアドバイスしている。