アイシェアはこのほど、20代から40代の男女575名のインターネットユーザーを対象に行った「IT用語の認知度に関する調査」の結果を発表した。同発表によると、「よく見かけるけどわからないIT用語」のトップは「アドオン」だった。

よく見かけるけどわからないIT用語はあるかという質問に対し、「ある」と答えたのは全体の54.1%だった。男女別では男性の48.0%に対し、女性は61.9%と多く、年代別では20代(42.4%)、30代(59.8%)、40代(61.1%)と年齢が高くなるにつれ、わからないIT用語が多い傾向となった。

わからないIT用語については、1位「アドオン(48.6%)」、2位「イントラネット(41.2%)」、「アフィリエイト(33.4%)」と「SSL(33.4%)」が同率で3位となった。なお、ITニュースをよく見る人は2位が「アフィリエイト(24.6%)」、見ない人は「アフィリエイト(52.7%)」と「SSL(52.7%)」が同率3位と、ランキングに違いが見られた。

わからないIT用語は何か? 資料:アイシェア

わからない用語トップ5 資料:アイシェア

  • 1位:アドオン
    →アプリケーションソフトウェアへ機能を追加するプログラム、またその手続き

  • 2位:イントラネット
    →インターネット標準の技術を用いて構築された企業内ネットワーク

  • 3位:アフィリエイト
    →WEBサイトなどに広告を掲載して効果に応じて報酬を得ることができるサービス

  • 3位:SSL
    →インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル

  • Bluetooth
    →帯情報機器などで数メートル程度の機器間接続に使われる短距離無線通信技術の1つ

わからないIT用語があると答えた人に「わからない用語があったら調べるか」と尋ねたところ、「調べる」と答えた人は23.2%となった。「後で調べようとして忘れることが多い(61.1%)」、「調べない(15.8%)」を合わせた「調べない派」が76.8%と圧倒的に多かった。ITニュースをよく見る人は調べるという回答が47.4%と約2倍にアップする一方、ITニュースを見ない人は10.8%に半減し、IT関連の話に興味がある人はわからない単語を放置することが少ないことが明らかになった。