8月31日放送スタートの昼の連続ドラマ『嵐がくれたもの』(東海テレビ・フジテレビ系)の制作発表が20日、都内で行われ、出演者の岩崎ひろみ、宮本真希、永岡佑、沢田亜矢子、原田大二郎、三浦透子、山口愛が出席した。

左から永岡佑、岩崎ひろみ、宮本真希

同作は、1959年、戦後最大級の被害をもたらした「伊勢湾台風」で離れ離れになった母と子の悲劇と親子愛を、発生から50年を迎えた今、東海テレビに残る貴重な報道映像を織り込んで、フィクションのオリジナルストーリーで描く。ヒロインで警察官の節子(岩崎)は、娘の順子を授かるが、伊勢湾台風で、愛する夫の恭平(永岡)と順子と生き別れに。絶望の中、避難所で出会った身寄りのない赤ん坊を順子と名づけ、これからは自分たち二人の幸せのために生きていこうと決意する節子。10年後、東京で、節子は別人として幸せに暮らす恭平と成長した順子に再会する。

実生活でも1歳8カ月の娘を持つ岩崎は「はじめに台本を読んで、自分が演じるのはつらすぎると思ったけれど、やらせてもらえてすごく嬉しい役」と母親だからこそ感じる胸の内を明かし、「母であるという強さを、節子を演じることであらためて理解できた。節子は母親が思う正義、愛情を一身に持っている女性。短い間にどんどん話が変わって、キャラクターも成長していくので、一話も見逃さずに見てほしい!」とアピールした。

既に3~4週目の撮影に入り、岩崎は「(ストーリーが)色々ありすぎて、びっくりします。1週目を振り返ると、初々しいなって思う」と、記者たちの期待を煽っていた

盲目で華道家の娘を演じる宮本は、「軽率ではなく、嘘のない丁寧なお芝居ができるように心がけています」と語り、撮影エピソードを披露した

プロデューサーから"最も昼ドラ的なキャラクター"と紹介された永岡は、妻役の岩崎に「現場でも尻に敷かれっぱなし」と明かし会場を笑わせた

過酷な撮影スケジュールで知られる昼ドラだが、「もうちょっとしんどいかなと思ってたけど、楽しくて夜中でもテンションが高いです(笑)。こんなにずっと芝居ができるのは滅多にないことなので幸せだと思う」と余裕の表情。一方で、「本番中は全然疲れていないのに、一日に二回、スーパーでお金だけ払って、買ったものをカゴのまま置き忘れてくることがあった」と、気持ちとは裏腹にやはり疲れも?

まだ聞かされていないという結末については、「節子には幸せになって欲しい。節子は気づいたら運命のいたずらで不幸になることが多いから、一度、風水の先生に見てもらった方がいいと思う(笑)。誰かだけが幸せになるんじゃなくて、みんなが幸せになればいいですよね」と、演じる側を超えて、節子にエールを送っていた。

『嵐がくれたもの』は、8月31日より(東海テレビ・フジテレビ系 毎週月曜~金曜 13:30~14:00)放送スタート