東京国立博物館にて、10月6日から「御即位20年記念特別展「皇室の名宝-日本の華-」展が開催される。天皇陛下の御即位20年を記念して開かれるこの展覧会は、宮内庁所蔵の美術作品の中から、特に名高い名品を選んだもの。1期、2期に分れて約180件が展示される。
1期(10月6日~11月3日)では、狩野永徳の「唐獅子図屏風」や横山大観作「朝陽霊峰」など、近世から近代にかけての絵画の名品が展示。特に、近年人気の高い伊藤若冲の「動植綵絵」が全三十幅一挙に展示されるのは注目に値する。
狩野永徳「唐獅子図屏風」(右隻) 安土桃山時代(16世紀) 六曲一双 三の丸尚蔵館蔵
2期(11月12日~11月29日)では、古墳 / 奈良 / 鎌倉 / 平安時代までの日本美術の傑作の数々が展示され、なかでも十年ぶりに東京で公開される正倉院宝物が目玉となっている。聖徳太子像や絵巻物「蒙古襲来絵詞」など、歴史の教科書で見たことのある超一級品の数々が一堂に会する。
出展作品は1期と2期ですべて入れ替わるため、普段はなかなか見る機会のない貴重な作品群を会期中、2回に分けて楽しむことができる。開催は10月6日から。
御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」概要
会場 | 東京国立博物館 平成館(上野公園) |
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開館時間 | 9 : 30~17 : 00。会期中の金曜日は20 : 00まで、土・日・祝日は18 : 00まで開館。入館は閉館の30分前まで。 |
休館日 | 1期 : 10月13日(火)・10月19日(月)・10月26日(月)、2期 : 無休 |
観覧料金 | 一般1300円(1100円 / 1000円)、大学生1000円(800円 / 700円)、高校生700円(500円 / 400円) * ( )内は前売り / 20名以上の団体料金 中学生以下無料 ※11月12日は天皇陛下御即位20年を記念して入館無料 |
交通 | JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分 |
主催 | 東京国立博物館、宮内庁、NHK |
特別協力 | NHKプロモーション、読売新聞社、日本経済新聞社 |