JR東日本八王子支社は10月に「中央線120 ゴロンと号で行く新津車両製作所見学の旅」を実施する。八王子から新潟へ向かい東京に戻るAコースと、またはその逆の行程をたどるBコースがあり、往路または復路に寝台電車583系に車中泊する。中央線の新宿 - 八王子間が開通して120周年となるための記念企画のひとつとのこと。

583系寝台電車

三段ベッドの「ゴロンとシート」

Aコースは10月9日出発で、八王子を21:50ごろ出発する「中央線120ゴロンと号」に乗車し、立川、国分寺、武蔵境、三鷹、吉祥寺に停車したのちに車中泊。新潟駅に07:04ごろ到着する。新津車両製作所を2時間半ほど見学して、上越新幹線で東京駅に戻る予定。Bコースは東京駅を8:32ごろの上越新幹線で出発し、新津車両製作所を2時間半ほど見学。新潟発20:32ごろ出発する「中央線120ゴロンと号」に乗車し、吉祥寺、三鷹、武蔵境、国分寺、立川に停車して、八王子に07:07ごろ到着する予定。

Aコース、Bコースとも旅行代金は大人12,000円、こども7,500円。食事は1回分が提供されるとのこと。募集人員は各220名で、申し込みは抽選制となる。行程の詳細および申し込み方法はこちら

車中泊となる「中央線120ゴロンと号」に使用する583系電車は、1968年に東北本線が全線電化されたときに登場したという。夜間は寝台特急として使用し、日中は寝台を折りたたんで昼座席特急として利用できる。今回は583系を寝台状態で使用する。ただし、シーツや毛布、枕などは提供されない「ゴロンとシート(座席指定扱い)」になるとのこと。