米Cisco Systems(以下、シスコ)は8月5日(現地時間)、7月25日を期末とする2009年度第4四半期および2009年度通期業績を発表した。

それによると、第4四半期の売上高は前年同期比17.6%減の85億ドル。GAAPベースの純利益は同46.3%減の11億ドルで、非GAAPベースの純利益は同23.2%減の18億ドルという結果だった。

一方、通年の売上高は、前年比8.7%減の361億ドル。GAAPベースの純利益は同23.8%減の61億ドル、非GAAPベースの純利益は同17%減の80億ドルとなっている。

今四半期、シスコは、米Pure Digitalと米Tidal Softwareの買収作業を完了したほか、中国の清華大学と共同で環境保全技術の研究開発ラボを開設。さらに、「Cisco Collaboration in Motion」、「Cisco Unified IP Phone 6900シリーズ」、「Cisco Unified Videoconferencing 7.0」、「Cシリーズ ラックマウント サーバ」、「Smart Connected Buildings」といった新製品/技術/ソリューションを発表している。

シスコ 会長兼CEOのジョン・チェンバーズ氏は、今期を振り返り、「経済においても、当社の事業においても、特に前期比の受注傾向にプラスの兆候が数多く見られました。このようなプラスの受注傾向が今後も数四半期に渡って続くとすれば、後で振り返った時に、今四半期にひとつの転機が訪れていたということがわかるでしょう」とコメントしている。