第3期マイナビ女子オープンの公開予選一斉対局が25日、東京・竹橋のパレスサイドビルにて行われた。女流棋士48名が一堂に会し、本選トーナメント出場12枠をかけてアツい戦いを繰り広げた。

第3期マイナビ女子オープンの公開予選一斉対局。大勢のファンが詰め掛ける中、真剣な表情を見せる女流棋士たち

マイナビ女子オープンは2007年、将棋界としては15年ぶり5つ目のタイトル戦として創設された女流戦。優勝者には「女王」の称号が与えられ、優勝賞金は女流棋戦では最高額の500万円が授与される。第2期マイナビ女子オープンは、挑戦者である岩根女流二段が五番勝負直前の出産などで、話題の多いタイトル戦となり、矢内理絵子女王の初防衛で幕を閉じた。

同日は、本選シード権が与えられたベスト4以上を除く48名が予選1回戦に登場、本選出場12枠をかけて対局した。タイトルホルダーの石橋幸緒女流王位、里見香奈倉敷藤花が予選1回戦で対戦。また、東京都出身現役女子高校生の香川愛生女流2段、女流棋士で初となる東京大学卒の渡辺弥生女流2段が初出場を果たすなど、見どころ満載の予選に、大勢のファンが詰め掛けた。

里見香奈倉敷藤花

石橋幸緒女流王位

女流棋士の夏はこれからが本番だ。