厚生労働省は16日、2008年の簡易生命表を公表した。それによると、日本人女性の平均寿命は前年を0.06歳上回って86.05歳となり、24年連続で世界一になったことが分かった。男性も前年を0.1歳上回って79.29歳となり、男女ともに過去最高を記録したとのこと。

平均寿命が延びた要因として、男性は癌、女性は脳血管疾患の死亡が減少していることと、男女ともに不慮の事故による死亡が減ったことが寄与しているという。

また、男女それぞれ10万人の出生に対して65歳の生存数は、男性が86,556人、女性が93,407人。この数値は、65歳まで生存する割合が男性で86.6%、女性では93.4%であることを示すとしている。同様に75歳まで生存する割合は男性が71.2%、女性は86%、90歳まで生存する割合は男性が21.1%、女性は44.8%とのこと。

簡易生命表は、死亡状況が変化しないと仮定したとき、各年齢の人が1年以内に死亡する確率や平均であと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や平均余命などの指標によって表したもの。