健康食品や化粧品のマーケティングリサーチを行うヒューマはこのほど、同社が運営する情報発信サイト「ココミル」にて「夏の冷えと健康について」のアンケートを実施し、その結果を発表した。調査は2008年11月18日から12月16日にかけて行われ、4,427人(女性3,513人、男性914人)が回答を寄せた。

まず、冷え性かどうかを尋ねたところ、女性は76.1%、男性は34.1%が「冷え性・冷え性だと思う」と回答。一方、「冷え性ではない・冷え性ではないと思う」は、女性が13%、男性が51.3%。「わからない」は、女性が10.9%、男性が14.6%だった。

続いて、どんな冷えを感じているかと聞くと、最も多かったのは「足首からつま先の冷え」で67.2%(女性73.2%、男性44%)、以下「手の冷え」の57.2%(女性63.4%、男性33.7%)、「足の全体の冷え」の29.5%(女性34.6%、男性10.1%)が続いた。

夏場に冷えを感じたことはあるかの質問では、女性の「冷え性・冷え性だと思う」人のうち66.5%が「よく・時々感じた」と答えたほか、男性の「冷え性・冷え性だと思う」の51.7%が「よく・時々感じた」と回答。男女ともに半数以上が夏場に冷えを感じていることがわかった。

また「疲れやすい」「食欲がない」など、体調不良や身体・気持ちに関する20種類の症状を挙げ、その中からあてはまるものを選んでもらったところ、1位は「肩こりがおこりやすい」(59.2%)、2位は「疲れやすい」(58%)、3位は「イライラや不安な気持ちなどがおこりやすい」(39%)との結果になった。

一般に女性に多いと思われている冷え性だが、調査では約3割半に上る男性が冷え性だと自覚していることが明らかになった。また、夏場の冷え対策としては、ウォーキングなどの運動に加え、体を温める食材を食べる、冷たいものを控える、腹巻などを着用して体を冷さないようにすることなどが有効だとしている。