米Microsoftは7月13日 (現地時間)、Worldwide Partner Conference (WPC) 2009の基調講演で「Windows 7」のビジネス顧客向けボリュームライセンスの販売を9月1日に開始すると発表した。

企業におけるWindows 7の採用については、景気減速の影響から導入をしばらく見送る企業が約6割という調査結果を米ScriptLogicが公開したばかり。しかしながらWPCでWindows Business担当のSVPであるBill Veghte氏が示した調査結果では、36カ月以内のWindows 7への移行を計画するIT専門家が80%を超え、また企業のITDM(IT Decision Maker)のおよそ50%がリリース直後のアップグレードを計画しているという。今日の経済状況から企業は出費に慎重だが、企業のIT担当者はWindows 7への移行に積極的であるという溝が見られる。そこでMicrosoftはボリュームライセンス顧客に対して、6カ月の期間限定のプロモーション価格を用意する。Professional版のWindows 7へのアップグレードを、Windows Vistaの時のアップグレードから15-35%割り引いた価格帯で提供する。ディスカウント額はボリュームサイズと地域によって異なる。