フィンランドのNokiaがAndroid搭載のスマートフォン発表を9月に計画している――英Guardian紙が7月6日に同件を報じたところ、Nokiaでは「そんなことがあるわけない」と真っ向から否定している。英Reutersが7月6日(エストニア時間)に報じている。

どちらが真実かは不明だが、最大手の携帯メーカーのAndroidに対する動向を巡り、人々の関心が集まっていることをうかがわせるエピソードになりそうだ。Nokiaではスマートフォン向けOSのSymbianを傘下に収めており、自身の製品ラインナップにはこのSymbianとLinuxの2大OS体制で臨んでいる。Reutersにコメントした広報担当者は「皆が知っているように、Symbianは先進のモバイル機器向けに適化されたプラットフォームだ」とSymbianを離れることはないことを強調する。

だが一方で、Androidの採用メーカーは増えている。台湾HTCが最初のAndroid端末となるHTC Dreamを2008年9月に発表して以来、複数のメーカーが対応製品をすでにリリースしているほか、米Motorolaや韓Samsungなど大手メーカーらもAndroid端末のリリース計画をすでに公表している。またSony EricssonもXperiaをベースにしたAndroid端末の開発を進めているといわれ、メジャーなメーカーではNokia以外のほとんどがAndroidに何らかのコミットをしている状態だ。