猫の毛色と性格の相関性を調べた調査がこのほど、愛猫家向けの雑誌『ねこのきもち』を発行するベネッセコーポレーションから発表された。

同調査は2009年3月、猫を飼っている読者を対象に実施。1,000匹の飼い猫の「毛の色」と「性格」についての回答を集計し、ノラ猫の社会や生態の研究で著名な、北九州市立自然史・歴史博物館学芸員の山根明弘氏が監修・分析を行った。

その結果、キジトラ(黒×茶のしま模様)の性格では、他の種類に比べて「警戒心が強い」の回答が多く、「猫の祖先に近い毛色のキジトラは慎重で警戒心が強い傾向」と分析。また、黒猫では「活発」と答えた飼い主が目立ち、「友好的な性格。猫同士でも人にもフレンドリー」と説明している。

その他、「おっとり」の回答が多かった白猫の性格は「繊細な性格。自然界で目立つため、生き残るための本能が性格に影響」、「甘えたり、暴れたり、ミステリアスな性格」(三毛猫)、「活発で甘えん坊。とにかく明るい性格」(茶トラ)、「人なつっこくておとなしい温和なタイプ」(黒×白)、「おとなしくてマイペース」(サビ猫)、「だれにでもあまえたがりで、おっとりタイプ」(茶×白)」など、ユニークな結果が明らかになったという。