NECは7月1日、デジタルサイネージ事業を国内外で強化するため、統合ブランド「PanelDirector」の下、コンテンツ作成支援からサービス提供までを含むデジタルサイネージ・サービスソリューションの提供を 開始することを発表した。

PanelDirector 端末一体型モデル

PanelDirectorとして提供されるサービスは5種類。サイネージ配信基盤サービスでは、デジタルサイネージを利用するために必要なパネル管理、配信管理、コンテンツ管理、スケジュール管理、システム運用監視などの基本機能を提供する。端末提供サービスでは、簡易設置用一体型から数千台の大規模システム構築が提供可能な端末まで、さまざまな端末を提供する。そのほか、「プロモーション/コンテンツ作成支援サービス」、「業種向けサービス」、「ネットワーク提供サービス」が提供される。

オプションとして、視聴者の年齢層・性別・滞留時間やディスプレイとの距離など、コンテンツへの興味の度合いを高い精度で測定収集する「視認効果測定サービス」、測定結果の分析を踏まえたより効果的なコンテンツの作成を支援する「プランニングサービス」が提供される。

同社は今後、商品の評判や人・物の動線分析情報、環境(温度・天気)情報などとの連携によるコンテンツ強化、NGN・WiMAX・LTEなどの最新のネットワーク技術に合わせたコンテンツ配信の提案、非接触操作による画像制御などの最新の表示技術などの新たな技術の取り込みなどに、注力していく。

同サービスは、4月に発表7月に提供が開始された企業向けクラウド基盤サービス「指向サービスプラットフォームソリューション」のメニューの1つとして提供される。