MS-DOS互換の「FreeDOS」が誕生から15年

MS-DOSとほぼ100%の互換性を持つOS「FreeDOS」が、米国時間の6月28日にプロジェクト発足から15年を迎えた。FreeDOSはオープンソースによるMS-DOSの再実装であり、GNU GPLv2のもと無償で配布されている。

FreeDOSは、MicrosoftがMS-DOSの単体販売中止を表明した1994年6月に開発をスタート。開発者自身が記述したプログラムのほか、それまでに公開されていたフリーのプログラムを収集し、シェル(COMMAND.COM)を加えた上で公開した。2006年9月に公開された最新版のv1.0では、Windows 3.1が動作する(スタンダードモードのみ可)などMS-DOSとの高い互換性を実現しているほか、国際化やメモリ管理機構、省電力機能など、MS-DOSにはなかった機能も追加されている。