昨年デビューした北海道出身のシンガー、福原美穂が初めて行った全国ワンマンツアー「RAINBOW Tour 2009」。WOWOWでは、同ツアーから4月20日に東京・赤坂BLITZで行われた最終公演の模様を29日(18:50~20:00)に放送する。

福原美穂

15歳の時に地元・北海道のテレビ番組に出演したことを機に、北海道で音楽活動を続けていた福原美穂。それから時を経て昨年2月、日本人としては初めてアメリカ・ロサンゼルスの黒人教会でライブを行い、圧倒的なパフォーマンスでアメリカ人を感動させるなど、デビュー前から業界を賑わせた。満を持して昨年4月にメジャーデビュー。以降、新人としては異例のスピードで精力的に活動を展開している。そんな彼女にデビューからの1年を振り返ってもらった。「色んなものが自分の目に入ってくるもの、体で感じるものも凄いスピードで早かったな~ていう印象はこの1年の中にありました。いろんなことを吸収できた1年でもありますね」

今回のライブ映像は、今年3月の名古屋公演を皮切りに行われた福原初の全国ワンマンツアーから、4月20日に東京・赤坂BLITZで行われた最終公演の模様を放送。ツアータイトルからもわかるように、本ツアーは今年1月に発表された1stアルバム『RAINBOW』を引っさげてのものだ。

「1曲でも引っ掛かる曲を見つけてもらえたら」

「デビューして作ったものと、3年前ぐらいから作っているものが半分ずつぐらいあって、昔に歌っていた歌の詩を思い出しながら作っていったので、3年分の思いをギュッと詰め込んだ1枚になっています。1曲でも引っ掛かる曲を見つけてもらえたら」と福原。そんな1stアルバムに収録されている全12曲を始め、スティングの名曲『Englishman in New York』、福原がお気に入りのスティービー・ワンダーからは『Sir Duke』を取り上げるなど、アンコールやファンからのリクエストも含めて全21曲が最終公演で熱唱された。

ステージ上に登場した福原は、まずはデビュー曲『CHANGE』を歌い上げる。『恋はリズム-Believe My Way-』を挟んで、この日初めてのMCでは「こんばんは~。福原美穂で~す。ツアーは今日でファイナル。こんなにたくさんの皆さんが集まってくれてありがとうございます」と挨拶しながら、ムーディーな曲調『UPSIDE DOWN』でバラードを聴かせた。次の『Getting There』では時折見せる笑顔が印象的。最終公演以外ではアカペラで歌ったという『I wish I was a punkrocker』も、この日は抑制の効いたバンドの演奏をバックに、福原の歌声が冴え渡る。

『A Natural Woman』などのカバー曲も披露

スティングの名曲『Englishman in New York』では、曲の途中で観客とやり取りするなど、ファンを意識した配慮は新人らしからぬパフォーマンスである。『ICE&FIRE』などを挟んで、新曲『HANABISKY』からはアップダウンの曲調を立て続けに披露。「盛り上がってるか~い?」と観客に向かって叫ぶ福原に、観客もエキサイトする。そして最後のナンバーを前にしてキャロル・キングの『A Natural Woman』をサービスで熱唱。それに感動したファンの1人から、「『Amazing Grace』も聴きたい」というリクエストに応えて、福原とバンドのピアニストが急遽『Amazing Grace』を披露するサービスぶりも。ラストはドラマ『SCANDAL』(TBS系)の主題歌にもなった『LOVE~winter song~』を熱唱した。ステージから降壇した後、観客席からはアンコールの大合唱だ。それを受けて再び登場した福原は、『ドリーマー』と『ANYMORE』を披露。そしてこの日2回目のアンコールは、自らキーボードを演奏しながら『優しい赤』を歌い上げて最終公演が幕を閉じた。

「自分の中では、アルバムを聴いてくれた人と初めて顔を合わせられたので、ステージから発信するっていう気持ちを持って歌ってたんですけど、終ってみると来てくれたみんなからのパワーを凄いもらった場所だな~と思いましたね」とツアーについて振り返った福原。さらに最終公演の見どころについても「ツアーの最終公演だったので、バンドとのコミュニケーションだったり、5公演やって作ってきたものが形になったかな~っていう最終公演でした。まだまだ学ぶところもありますし、これから自分で改善していかなければいけないところもありますが、爆発したツアーの追加公演を見て頂けたと思います」と話した。

『福原美穂「RAINBOW Tour 2009」』は、6月29日(18:50~20:00)にWOWOWで放送される。