広告マーケティングなどを行うI&S BBDOは24日、定額給付金に関するリサーチ結果を発表した。それによると、すでに定額給付金を「給付済み」の人は全体の54%で、そのうち約半数が「全部または一部使った」と回答した。

同調査は首都圏の20~69歳男女計600サンプルを対象にインターネットで行われたもの。定額給付金を「全額使った」は全体の21.5%、「一部使った」は5.0%となり、給付されたが「まだ使っていない」人は27.0%。

定額給付金支給について。実際に消費されたのはまだ1/4程度

使い道については「日常の生活費」(20.8%)がトップで、「普段の生活に紛れ込んで具体的に何に使ったかよくわからない」(39歳男性)、「いつの間にかなくなっていた」(34歳女性)など、使った実感のないまま消費されたケースが多いようだ。

これ以外では、「外食」(17.0%)や「旅行」(12.6%)のほか、家電製品やファッション関連という回答が多く、「普段行きそうもないレストランに家族で」(34歳男性)、「10年ぶりにメガネを買い替えた」(36歳男性)などのエピソードも寄せられた。様々な評判が飛び交った制度だったが、それなりに政策のねらい通り消費されているようだ。

使い道について。具体的に意識しないと"生活費に消える"ことになりそうだ