ベンチマークの結果は下表の通り。クアッドコアCPUやグラフィックボードの搭載がしっかりと活きて、全体的に好成績となった。VistaのWindowsエクスペリエンスインデックスでは、ゲーム用グラフィックスのみが5.6で、他は満点の5.9。何をするにも困らない、使いやすいマシンだといえそうだ。3Dゲームや映像編集、画像処理など、PCを使ってやってみたいことのある人に、重さや煩わしさを感じさせないマシンになっている。

■PCMark05
PCMark CPU Memory Graphic HDD
7546 7963 5385 7772 5854
■3DMark06
3DMark SM2.0 Score HDR/SM3.0 Score CPU Score
5061 2026 1730 3625

目的意識のあるユーザーにぴったりの充実スペック機

ゲームがしたい、映像編集がしたい、漫画が描きたいというように、PCを使って何をしたいのかが明確に決まっているユーザーにお勧めしたいのが「FMV-DESKPOWER CE/D50N」だ。テレビチューナーが搭載されていないのは最近のハイスペック機としては珍しいが、録画した番組を編集するなどで楽しみたいユーザーならば標準搭載されているよりも、こだわりのチューナーを追加した方が楽しめるという考え方もある。

カスタマイズが可能なため、HDD容量をさらに大きくしたり、無線LAN機能を搭載することもできる。逆に、自分にとって妥協できる部分は絞り込んで行けばかなり安価に仕上がるのも魅力的だ。今回の試用機では基本スペックは最高に指定しつつ、HDD容量は中堅の500GBを選択、22型ワイドディスプレイ1台を追加した構成だが、189,800円と値頃感のある価格になった。選択肢には19型ワイドまたは22型ワイドディスプレイを2台組み合わせるというものもあり、デュアルディスプレイ環境で映像編集などをバリバリやりたいユーザーにも便利だろう。

また、前述の通りに初心者をフォローするユーティリティが非常に充実しているため、高機能なPCを買ってみたものの使えないという心配もない。CPUのIntel Core 2 Quad Processor Q8300、最大搭載可能メモリ4GB、約320GB HDDというスペックは、大きな目標を持っている初心者に心強い性能となっており、PCをホームエンターテインメントの中核にすえて活用していきたいというユーザーにもピッタリなのだ。

■仕様
製品名 FMV-DESKPOWER CE/D50N(標準) 試用機
CPU Intel(R) Core(TM) 2 Quad Processor Q8300(2.50GHz)
チップセット Intel(R) G41 Express Chipset
メモリ 2GB PC3-8500 DDR3 SDRAM 4GB(2GB×2) PC3-8500 DDR3 SDRAM
HDD 約320GB(7,200rpm SATA) 約500GB(7,200rpm SATA)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce 9500 GT
ディスプレイ なし 22型ワイド ワイドスーパーファインVX液晶
オーディオ チップセット内蔵 + High Definition Audioコーデック
ネットワーク 10/100/1000BASE-T対応有線LAN、Wakeup on LAN機能対応
インタフェース USB 2.0×6、ダイレクト・メモリースロット×1(SDメモリカード、メモリースティック対応)
拡張スロット PCI Express x16×1(空き0)
サイズ W190×D368×H365mm(本体のみ、フレキシブルベースを含む)
OS Windows Vista Home Premium SP1
ソフトウェア ノートン・インターネットセキュリティ 2009(90日体験版)、標準ソフトウェアセット Office Personal 2007 SP 1、ノートン・インターネットセキュリティ 2009(90日体験版)、標準ソフトウェアセット
付属品 キーボード、マウス、ユーザーズガイド、電源ケーブル、アプリケーションディスク&ユーティリティディスク、フレキシブルベース、FeliCaポート、1年間保証 キーボード、マウス、ユーザーズガイド、電源ケーブル、アプリケーションディスク&ユーティリティディスク、フレキシブルベース、FeliCaポート、3年間保証
直販価格 - 189,800円