総務省が16日発表した2008年の家計調査報告(2人以上世帯)によると、1世帯あたり貯蓄残高(年平均)は1,680万円(前年比39万円減)で、3年連続で減少した。うち、勤労者世帯は前年比18万円減の1,250万円。

世帯分布をみると、平均値(1,680万円)を下回る世帯が67.6%を占めた。また、世帯主が60歳以上のうち、2,500万円以上を保有する世帯は全体の32.5%で、全体の割合(21.0%)の約1.5倍に上った。

有価証券の保有残高は、前年比1万円増の270万円。2004年以降5年連続で増加し、バブル期に次ぐ水準としている。負債残高は同7万円減の498万円、うち勤労者世帯は同12万円減の652万円だった。