2009年に入ってハリウッドでは続々と3D映画が製作されており、今後もさらに3D化の流れが続くと見られていますが、一方の日本でも邦画では初めてとなる長編3D映画『戦慄迷宮3D』の製作が決定。

長編映画としては邦画初となる3D作品

その製作発表記者会見が、富士急ハイランドにある同名のお化け屋敷『戦慄迷宮4.0』内で開催されました。

当壇したのは、清水崇監督と、主演の柳楽優弥、キャストの前田愛、蓮佛美沙子、勝地涼、水野絵梨奈の6名に、小椋プロデューサーと谷島プロデューサーを加えた計8名。

外観からして怖すぎる戦慄迷宮。設定は廃病院の「慈急総合病院」です。左から清水監督、前田愛、蓮佛美沙子、柳楽優弥、勝地涼、水野絵梨奈

写真を見るとわかる通り、「なぜあえてそこを選んだ」とツッコみたくなるような、おどろおどろしいお化け屋敷内での会見となったわけですが、実はこの『戦慄迷宮4.0』、そのあまりの歩行距離の長さ(約700メートル!)と恐ろしさによって、ギネスにも認定されたという、富士急ハイランドが世界に誇るホラーハウスであり、そしてまた、本作『戦慄迷宮3D』の舞台に選ばれたロケ地でもあるのです。

……となればここで会見が開かれるのもわからない話ではないのですが、人一倍怖がりの記者は、この時点でやっぱり来るんじゃなかったとちょっとだけ後悔していたのでした。この時の嫌な予感が最後に的中してしまうのですが、それは後述するとしましょう。

――さて、記者会見の前にまずは地元の和尚さん(本物)によるヒット祈願の儀式が厳かに執り行われました。

実際にはこの写真よりももっと真っ暗でものすごく怖い雰囲気

……どう見てもヒット祈願というよりも除霊の儀式にしか見えませんが、それはさておき、ここで出演者が登場し、和尚さんに倣って自らの手で儀式に参加。

神妙な面持ちで手を合わせる柳楽優弥

合掌した後は何やら豆っぽい物を周りに投げていた出演者たち

一通り儀式が終わったところで、いよいよ会見本番。