STMicroelectronicsの日本法人であるSTマイクロエレクトロニクスは6月12日、3軸デジタルMEMS加速度センサ「LIS302DLH」を発表した。近日中のサンプル出荷を予定しており、量産は2009年度第3四半期初旬を予定。単価は大量購入時で約1.35ドルという。

3軸MEMS加速度センサ「LIS302DLH」のパッケージイメージ

同センサは、モーション検知、方向認識、落下検出、振動モニタなどのアプリケーションでの使用を想定している。16ビットの出力データ(分解能は12ビット)のほか、省電力化を実現するシャットダウンモードを搭載。センサ内に統合されているデジタル回路により、I2C/SPIシリアル・フォーマットで最大+/-8gの加速度値を計測し出力することが可能となっている。

また、システム・プロセッサへの直接接続が可能なため、外付け部品は不要なほか、「LIS302DL」および「LIS35DE」を含む同社のMEMS加速度センサ「Piccolo」シリーズとピン互換性があり、実装面積は同シリーズ同様3mm×5mmとしながら、高さを0.75mmに抑えたのが特徴となっている。