SAPジャパン、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)、アイ・ビー・エムビジネスコンサルティング サービス(以下、IBCS)は6月11日、ビジネス・インテリジェンス分野において、SAPジャパンとIBCSが開発したデータの分析結果を業務上のニーズに応じた切り口で一覧できるソリューション「マネジメント・コックピット for General User(仮称)」の提供で協業することを発表した。

同ソリューションは、企業の重要業績評価指標(KPI)に応じたさまざまな視点から、会計・販売・在庫・生産・管理連結などの業務について分析データを複眼的にリアルタイムで提供する。同ソリューションでは、経営層だけでなく、ミドルマネジメント層やスタッフ向けに、経営指標と連動したデータを一覧できる「見える化」を実現するため、企業は迅速かつ詳細に自社にとって有益な情報を分析・確認することが可能になる。

システムはSAPジャパンのデータ検索の高速化を実現するBI向けアプライアンス「SAP NetWeaver Business Warehouse Accelerator」、ビジネスデータの高速検索/分析を可能にするBI製品「SAP BusinessObjects Explorer」から構成される。

今回の協業にあたり、日本IBMの箱崎事業所内に設置している「BWAソリューション・センター」を拡張し、SAP NetWeaver BW Accelerator、SAP BusinessObjects Explorer、IBM BladeCenter、IBM System Storageを組み合わせたデモンストレーション、テスト、検証などを行う環境が提供される。これにより、従来と比較して、約1ヵ月の構築期間の短縮を実現し、迅速なシステム稼働を支援する。