マイクロブログサービスのTwitterが人物認証機能の導入を検討している。これはTwitter共同設立者のBiz Stone氏が自身のブログの中で明らかにしたもので、「Verified Account」と呼ばれるアカウントを設定して、それが本人であることを証明する。これはTwitterを介して著名人の成りすましを行う事例が相次ぎ、訴訟問題にまで発展したことを受けてのものとなる。

現在、Verified Accountはベータ版の試験サービスが実施されており、今年夏にも本番環境に移行する計画だという。Verified Accountとして認められたアカウントには専用のシールが付与され、それが本人であることを証明する印となる。対象となるのは公共機関、アーティストやアスリートなどの著名人、そのほか成りすまし被害の危険性のある個人など。将来的には多くのユーザーにVerified Accountを付与することを検討しているが、アカウント処理のためのリソースが必要なこともあり、当面は限定範囲で運用していく意向だという。またStone氏は「Verified Accountでないからといって、必ずしも成りすましとは考えないでほしい。ほとんどのユーザーは成りすましとは無縁だ」とコメントしている。